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アロマセラピー マガジン 第4号

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​アロマセラピーで花粉症対策

今年も花粉症のニュースを耳にする季節がやってきました(>_<)花粉症でない方も何となく鼻がムズムズ、目がしょぼしょぼと感じているのではないでしょうか。

花粉がもうすでに飛び始めている今からの対策は花粉症の軽減のための対策になります。身近な対策から、アロマセラピーをはじめとした自然療法でのケアをぜひ生活に取り入れてみてください。自然療法でのケアは早ければ早いほど良く、花粉症を少しでも食い止めようと思うと飛散時期から遅くとも3ヶ月前に行うのが理想的です♪これをご覧になった皆様(^^)ぜひ今日から実践なさって下さいね。

◆花粉症はどうしてなるの?
 

花粉症はアレルギー反応です。目や鼻の粘膜には肥満細胞と呼ばれるものが沢山あります。花粉が体内に侵入すると免疫系でIgE抗体が作られ、肥満細胞に付着します。この時、アレルギー反応はまだ起きません。しかし再度、同じ花粉が体内に入ると、花粉は肥満細胞に付着したIgE抗体と結合します。これが肥満細胞への刺激となってヒスタミンなどの物質を放出し、くしゃみなど花粉症の症状を引き起こすとされています。

花粉症の症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、むくみ、目のかゆみ、涙などがみられます。

普段、私たちが出来る対策には何があるでしょうか?

・マスクをつける(花粉の70%を防げるとされています)

・手洗い、うがい

・室内の掃除(花粉を舞い上がらせないように床をワイパーや雑巾などで拭いてから 掃除機をかけるとより良いです。)

・睡眠・加湿器の使用

・腸の免疫力をUP(腸内環境を整える)などを心がけることが大切です。

花粉症対策でおすすめの食品には、甜茶(てんちゃ)、シソ、緑茶、ヨーグルト、ショウガなどがあります。これら食品に含まれる乳酸菌、ポリフェノール類、カテキンといった成分がアレルギー症状を緩和させると言われています。

※症状がひどいときには医師に相談し、目薬や薬の服用など適切な対応をしてもらいましょう。

◆アロマセラピーで花粉症を乗り切ろう!!

花粉症はアレルギー反応なので、それを抑える作用、また花粉症の症状を緩和するような作用をもつ精油が選ばれます。アロマセラピーで使用する精油(エッセンシャルオイル)には、抗アレルギー、抗カタル、粘液溶解、抗炎症、抗ヒスタミン作用をもつ精油が有効でしょう。

該当する精油(エッセンシャルオイル)は、ローズマリー、ペパーミント、ユーカリ、ジンジャー、ラベンダー、ティートリー、ジャーマン・カモミール、シダーウッド、メリッサ、ジュニパー、サイプレスです。

注1:ローズマリーは高血圧、てんかん、妊婦の方は使用をお控えください。

注2:ペパーミントは妊婦の方は使用をお控えください。

注3:シダーウッドは妊婦の方は使用を控えた方が好ましいです。

注4:ジュニパーは妊婦、腎臓疾患者の方は使用をお控えください。

これら精油の使用方法は、

アロマバス

・アロマトリートメント

・芳香浴

蒸気吸入法

温湿布または冷湿布

がおすすめです。

◆ハーブティーを生活に取り入れる
 

おすすめハーブはアイブライト、エルダーフラワー、ネトルです。いずれも古くから薬として使われてきた経緯がある代表的なハーブで、粘膜の炎症を抑えたり、出過ぎる鼻水や涙を緩和する働きがあると言われています。また、アイブライトやエルダーフラワーはその浸出液を使って、先に紹介したレシピ5:湿布として患部に浸すとかゆみなどの炎症を抑える効果が期待できます。ハーブティーはじわじわ時間をかけて体質を改善していくものですので、遅くとも花粉症が活発になる数ヶ月前から日常生活に取り入れるのが好ましいですよ(^^)

他、花粉症に良いとされるハーブには、ローズマリー、ペパーミント、ジンジャー、ユーカリなどが知られています。

 

☆環境省花粉観測システム(はなこさん)☆

http://kafun.taiki.go.jp/

☆花粉情報(日本気象協会)☆

http://tenki.jp/pollen/

第5号 「精油物語~知られざる香りのみなもと~(DVD)」

 

☆バックナンバー☆

第4号 「アロマで花粉症対策

第3号 「アロマセラピーで二日酔い対策

第2号 「アロマセラピーとむくみ

第1号 「アロマセラピーとインフルエンザ

アロマセラピー マガジン

レシピ1:アロマバス(全身浴)

天然塩 大さじ1杯にローズマリー2滴、ジンジャー1滴40℃前後の温かめのお湯に、このブレンドしたものをご使用ください。粘膜の炎症の緩和、組織が引き締められて分泌物の軽減が期待できます。ペパーミントやティートリーを使用してもよいでしょう。

※子供や敏感肌の方、妊娠6ヶ月以内の方は使用しないでください。

レシピ2:アロマトリートメント

鼻すじ~首~肩にかけて、また、リンパ節の多いお腹まわりのアロマセラピートリートメントは特に有効です。精油3滴と植物油(ベースオイル)10mlとのブレンドオイルを作ってみましょう。精油にはローズマリー、メリッサ、カモミール(ローマンまたはジャーマン)やサイプレスから選ぶと特に良いでしょう。

レシピ3:芳香浴

アロマポットの上部の受け皿に数滴(1~5滴が目安)の精油を入れ、ライトの熱で香りをとばします。水を使用するものもありますので、取扱い説明書をご確認ください。精油にはペパーミント、ティートリー、ユーカリから選ぶとよいでしょう。

※濃い濃度で行うと逆効果です。自分が心地よいと感じる滴数を使用しましょう。

芳香浴については、「アロマの楽しみ方」もご参考ください。

レシピ4:蒸気吸入法

カップに熱湯を入れて、精油2滴を入れて蒸気と一緒に香りを吸う。ティートリー、ローズマリー、ペパーミントからお好きな精油を選ぶと良いでしょう。

例)ティートリー2滴や、ティートリー1滴+ペパーミント1滴など。精油の効能と、のどの粘膜を潤す効果で一石二鳥です。

※目に直接蒸気を当てないように注意しましょう。

※濃い濃度で行うと逆効果です。自分が心地よいと感じる滴数を使用しましょう。

レシピ5:温湿布または冷湿布

冷水やお湯に精油を1~2滴垂らしてかき混ぜます。タオルやガーゼをそこに浸して絞り患部にあてます。慢性の炎症や血行を良くしたいときは温湿布、炎症をしずめたい時やほてっているときは冷湿布を使い分けると効果的です。何らかの理由によりマッサージが出来ないとき、疲労を軽減したい箇所などに用いることも出来ます。目のまわりなど患部の範囲が狭い場合はコットンを使用して目に当てるのも良いでしょう。精油はローズマリー、ジュニパー、サイプレス、ペパーミントがおすすめです。

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